先日、うちの愛犬がしばらくの間、自分の体を舐め続けていました。
結構長い時間舐め続けており、何日かその状態が続いたので、「大丈夫かな?」とちょっと心配になりました。
そこで今回は、犬が自分のことを頻繁に舐めている原因と、舐め続けることによって引き起こされる危険について、少し気になったので調べてみました。
犬が自分の体を舐める原因
まず、犬が体を舐め続ける原因としては
- 怪我をしている
- トゲが刺さっている
- かゆみを感じている
などの可能性があります。
もしも、犬が舐めている箇所を調べてみても上記のような症状がなければ、何かしらのストレスや不安を抱えていることが考えられます。
怪我・トゲ・かゆみ
かゆみについては、犬がかゆいとは教えてくれないので判断が難しいですが、怪我をしていたり、トゲが刺さっている場合は、犬が舐めている箇所を確認すればわかると思います。
トゲが刺さっていたり、傷がある場合は、自分で処置ができないのであれば、動物病院に連れて行ってあげる方がよいでしょう。
そのまま放置すると、症状が悪化したり、炎症を起こしたりするかもしれません。また、感染症にかかるリスクもありますので、何か異常が認められる場合は、必ず処置を行ってください。
ストレスや不安
犬がストレスや不安を感じる原因は様々ですが、環境の変化からくることが多いです。
- 忙しくて犬と触れ合う時間が無くなった(または少なくなった)
- 新しい犬や猫を飼い始めた
- 新しい家族(赤ちゃんなど)が増えた
- 近所で騒音がするようになった
- 家の模様替えをした(犬のハウスの場所を変えた)
など、いろいろな原因が考えられます。
もし、何か心当たりがある場合は、犬のストレスや不安の原因を突き止めて、解消してあげるようにしましょう。
ストレスや不安を感じた時に体の一部を舐めることで、たまたま気持ちを落ち着かせることができると、体を舐める行為が癖になってしまうことがあります。
これを繰り返すうちに、逆に体を舐めていないと落ち着かなくなってしまい、一種の強迫神経症のような状態になってしまう場合もあります。
犬が体を舐め続けることで起こる弊害
犬の舌は、人間の舌に比べるとザラザラしています。
ですので、体の同じ箇所を舐め続けていると、毛が抜けてしまったり、皮膚がただれて炎症を起こしたり、時には「肉芽腫」と呼ばれる皮膚組織の腫瘍(塊)ができてしまう場合もあります。
犬が体を舐めるの癖をやめない場合
犬に体を舐めるのをやめさせるには、しつけをするしかありません。
ただし、いきなり「こらっ」「やめなさい」と言っても、犬には理解できないので、なぜ叱られているのかが理解できずに、かえってストレスになってしまうこともあります。
体を舐めることが癖になっている犬には、エリザベスカラーを使って舐めるのをやめさせる方法があります。
エリザベスカラーとは、皮膚病や怪我、手術後などにより外傷を負った動物が、傷口をなめることで傷を悪化させることを防ぐ為に作られた、円錐台の形をした医療用の治療器具です。
名前の由来は、16世紀イギリスのエリザベス朝時代に衣服に用いられた襞襟から来ています。
どうしても犬が自分の脚や体を舐めるのをやめない場合は、エリザベスカラーを試してみるのも良いと思います。
猫と犬の違い
猫は自分の体をペロペロと舐めて毛や皮膚を整えて掃除することがあります。
これは「グルーミング」と呼ばれる行為で、猫は自分の体を舐めることでリラックスしているということが、最近の研究で明らかになりました。
猫が自分の体を舐めるのは猫の習性なので問題はありませんが、犬が自分の体を舐め続けている場合は注意が必要です。
犬は猫のように体を舐めてリラックスすることは、ほとんどないのだそうです。
ですので、犬と猫を両方飼っている方で愛犬が自分の体を頻繁に舐め始めたら、猫がいつもやっているグルーミングなんだから大丈夫とは考えずに、すぐに何が原因かを考えてみてください。